建築工事の請負契約をするときの注意
不動産取引・建築問題
Q.建築工事の請負契約をするとき、どのような点に注意すべきですか?
A.特に次のような点に注意が必要です。
- (1) 信頼できる建築業者を選ぶ
- (2) 設計図、仕様書、見積書、工事内訳書などによって、工事内容、工期、請負代金額を明確にする
- (3) 請負契約を締結して書面にする
現在、多くの請負契約書には、民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款*1が用いられています。
- *1 民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款 この約款は民間工事用のもの。約款制定当初、建築学会など4会の連合であったものが、現在は7団体になっている。詳細は民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款委員会のホームページで確認できます。
Q&A一覧
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