取扱業務

土地や建物を購入するとき

不動産取引・建築問題

Q.土地や建物を購入するとき、事前にどんなことを調べておけばよいでしょうか?
A.第1に、契約しようとしている売主が本当にその土地や建物の所有者かどうか、購入予定の土地や建物の所有者を確認する必要があります。

土地や建物の所有者を調べるには、法務局に行き、登記事項証明書(不動産登記簿謄本)を取得して確認します。登記事項証明書は、誰でも入手することができます。

第2に、購入予定の土地や建物に第三者の権利が設定されていないかを調べる必要があります。

土地や建物といった不動産には、抵当権や地上権など、第三者の権利が設定されている場合や、差押や仮登記がなされている場合があります。これら第三者の権利についても、登記事項証明書を入手することで把握することができます。仮に購入予定の土地や建物にそのような権利設定がなされている場合は、その第三者の権利がいつ抹消されるのかを明確にしてもらうことが必要です。

第3に、必ず現地を見て、購入予定の土地や建物の現状がどうなっているのかを確認することが必要です。土地の場合は、その境界(筆界)を示してもらい、確認することも必要です。

土地には、所在と形状を公に証明する公図や分筆のときの地積測量図が法務局に備え付けられており、誰でも閲覧できますので、現地の案内を受けるときは、あらかじめそれらの写しをとって持っていくとよいでしょう。

Q&A一覧