外国為替証拠金取引は被害に遭いやすいと聞きますが
消費者被害
Q.外国為替証拠金取引は被害に遭いやすいと聞きますが、どのようなものですか?
A.外国為替証拠金取引とは、最初に少額の金銭を証拠金として納め、それを元手に高額の外貨の売買を行う取引のことをいいます。外国通貨と日本円の差金を取得することを目的として行われますが、リスクの高い信用取引であるといえます。
この取引は、取引所を通じて取引が行われるわけではないこと、取引過程や取引価額について業者の説明をチェックすることが困難であることなど、極めて大きな構造上の問題があります。このため、金融商品取引法によって、要請がないのに勧誘を行うことを禁止したり、断定的判断の提供の規制などがされていますが、被害に遭う人が絶えないのが現状です。
被害に遭ったときは、業者の勧誘行為は不法行為であるなどとして、預託した証拠金全額につき損害賠償を請求することが考えられます。その際、取扱業者の預金口座の仮差し押さえを網羅的に行うという方法を検討するとよいでしょう。
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