裁判員に選ばれた場合の職務内容と心構え
刑事事件等
Q.裁判員に選ばれた場合の職務内容と心構えは?
A.裁判員は、独立して、法令に従って公平誠実に職務を行うとともに、評議の秘密その他職務上知り得た秘密を漏らしてならないとされています(裁判員法8、9条)。また、裁判員が職務を行うために休暇を取得した場合、休暇取得を理由にした解雇その他不利益な取扱をすることが禁じられています(裁判員法100条)
裁判員は、提出された証拠をじっくりと検討し、証人や被告人の証言をしっかりと聞き、評議において市民としての良識を持って事実認定や量刑について意見を述べ、評決に加わることが求められています。そして、事実認定をするにあたって「疑わしきは被告人の利益に」の原則を踏まえることが肝要です。
Q&A一覧
- 息子が警察に逮捕されました。今後、どうなるのでしょうか?
- 逮捕された息子が引き続き勾留されました。どんな取扱をされるのでしょうか?
- 逮捕・勾留された息子に弁護人を付けた方がよいのでしょうか?
- 「当番弁護士」とは、どのような制度でしょうか?
- 当番弁護士に接見してもらった後、どのような手続きをすればよいのでしょうか?
- 弁護人を付けたくても、弁護人を雇うお金がありません。どうしたらよいでしょうか?
- 息子が起訴されました。釈放されないのでしょうか?
- 息子の保釈を請求したら、釈放されるのでしょうか?
- 刑事裁判(公判)は、どのように行われるのでしょうか?
- 「公判前整理手続」とは、どのようなものですか?
- 未成年の息子が逮捕されました。今後、どうなるのでしょうか?
- 息子が家庭裁判所から受けた「観護措置」とはどのようなものですか?
- 未成年者の息子が家庭裁判所から受けた「保護処分」とは、どのようなものですか?
- 弁護人・付添人は、どんなことをしてくれるのですか?
- 犯罪被害者から相談を受けています。どのように接してアドバイスすればいいのでしょう?
- 犯罪の加害者は、どのような責任を負うのでしょうか?
- 告訴・被害届は、いつ、どのようにして行えばよいのでしょうか?
- 犯罪被害者は、どのようにして刑事事件の進行を知ることができるのでしょうか?
- 加害者が少年の場合、犯罪被害者の立場はどのように配慮されているのですか?
- 裁判で、犯罪被害者が自分の心情や意見を述べる際、どんな配慮がなされていますか?
- 犯罪被害者が加害者の刑事裁判に積極的に関与する方法はありますか?
- 犯罪被害者が被害の回復や弁償を求めるために、どのような制度がありますか?
- 裁判員裁判が実施されていますが、この制度の意義や概要は…?
- 裁判員は、どのようにして選ばれるのでしょうか?
- 裁判員に選ばれた場合の職務内容と心構えは?