新人弁護士自己紹介 はじめまして!
はじめまして。10月から弁護士として活動させて頂いている秋山健司と申します。よろしくお願い致します。
京都の町との出会い
出身は東京、杉並というところです。司法試験に合格する31才まで、ずっとこの地に住んでおりました。その後、司法修習のため、初めて京都で暮らすことになったのです。
京都には鴨川が流れ、伝統ある寺社仏閣が無数にあり、静かな町屋が建ち並んでいて、とても落ち着いた雰囲気が感じられました。緑が少なく、マンション・ビルが建ち並ぶ東京でずっと過ごしてきた自分にとっては、京都での生活はとっても魅力的なものに思えたものでした。
京都第一法律事務所との出会い
京都第一法律事務所と私の出会いは、第一事務所で修習をさせて頂いた、昨年の7月のことです。その時、第一法律事務所の先生方は、昨今の出口が見えない不況社会の中で大変な状況に立たされている方々の権利・生活を守るために頑張っておられるんだということがわかりました。私の母も、大変な立場にある人々の人権が守られる世の中にしたいという気持ちが強い人でして、その希望を叶えるべく様々な活動にいそしんでいたことから、そのような先生方が多数おられる第一法律事務所にとても親しみがもてたのでした。そのような恵まれた環境の中で弁護士の業務を生で見させていただき、また、法廷等で用いる書面を作成する練習をさせていただき、私の司法修習はとても実りあるものであったと思っております。
京都第一法律事務所への勤務を決意
第一法律事務所に勤務させて頂くことが決まったのは、去年の11月のことでした。当初は実家のある東京で就職活動をしていたのですが、私がいいなと思う、社会的に弱い立場に立たされた方々のために頑張っているという法律事務所とはなかなか出会わず、就職活動にやや行き詰まってしまったのです。そんな時、第一法律事務所で私を指導して下さった藤浦先生から「第一法律事務所で働いてみる気持ちはないか。」とお誘いを受けたのです。第一法律事務所は私が理想とする仕事をさせて頂ける事務所であるということ。修習の際、第一法律事務所の先生方、事務の方々は、私の至らないところもご覧になった上、それをご承知の上で誘って下さっているのだと思え、安心してお誘いを受けることができたこと。その二つが理由となり、第一法律事務所に勤務させて頂くことになりました。東京に一人残してきた母のことが気になることもありましたが、「30年以上も親子として一つ屋根の下に過ごしてきたのだから、もういい加減独立しなくてはいけない。独立するなら京都でもいいじゃないか。京都に、あんたの至らないところも見てくれた上で誘ってくださる事務所があるなら有り難いことじゃないか。」という母の言葉を聞いて、よし、京都で頑張ってみよう、と思ったのです。
抱負
そしていよいよ、第一法律事務所での勤務がスタートしました。
弁護士の使命は、依頼者のお話を伺い、事実関係を確認したうえ、法律に則って依頼者の権利を実現していくことにあるのだと思います。しかし法律は実に無数に近いほど沢山あります。また、証拠を踏まえ、論理、経験則を用いて事実関係を確認することは、机の上での勉強ばかりしてきた自分にはなかなか難しいものであると痛感しています。それ故に、先の弁護士の使命を果たすことは並大抵のことではない、と思っております。これから勉強もしたうえで、しっかりと経験をつんでいくことにより一歩一歩理想の弁護士像に近づいていきたい、そう思います。
そして、まじめに生活しようという人ならどのような人であっても、その個人の尊厳(憲法13条)、生存権(憲法25条)が守られなければならない、という自分の理想を少しでも現実のものとすべく、地道に頑張っていかなくてはならない、そうも考えます。
時には常識に反することを考えてしまったり、依頼者の気持ちに真に寄り添えないまま進んでいってしまうことがあるかもしれません。そのようなことのないよう十分注意し、日一日と立派な弁護士になるよう努力していきたいと思います。改めてよろしくお願い致します。