節目の年に
弁護士となって20年となる節目の年です。通例であれば、司法研修所の記念会(同窓会のようなもの)が「京都」で開かれる予定でしたが、コロナ禍により1年延期となりました。遠方での会議や裁判(京都地裁であっても! )はオンラインで行うことが定着しつつありますが、大学時代の同級生達とは、しわだらけで誰が誰だか分からなくなる前に会いたいね、などと話しています。
今年は目標であったゴルフのスコア100 切りを達成することができたのを機に、体力作りを兼ねてロードバイクでのサイクリングを再開しました。先日は眼科で白内障を指摘されてショックを受けましたが、サングラスや帽子で紫外線を避けつつ、この夏を健康的に過ごしたいと思っています。
はや小学生に
双子が小学校に入学しました。生後、ミルクやおむつ替えなどにてんやわんやしていたのがつい昨日のよう。早いものですね。体は大きくなったけど、中身はどうでしょう? なんだか長男よりも頼りない気がしますが(比べてはダメなことは分かっていますよ)、まぁ何とかなるでしょう。がんばれ!
業務は相変わらずの状況ですが、リモートワークやオンラインでの打合せなどが増えています。便利である一方、直接お顔を拝見することの大切さを再認識する機会にもなっています。引き続き多くの方々から頂いているご相談・ご依頼に誠実に対応するためにも、距離感を大事にしながらがんばりたいと思っています。
近江八幡の街並みを訪ねて
春の日和に滋賀県近江八幡市に行ってきました。
近江八幡は、江戸時代、近江商人たちによって富が築かれた豪商の街という歴史をもち、今もその面影を色濃く残す街並みが特徴的です。古い商家が軒を連ね、その景観は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
それだけでなく、近江八幡の街並みにはレトロな洋館が立ち並んでいるのをご存じでしょうか。米国生まれの建築家であり、キリスト教の伝道師でもあったW・M・ヴォーリズが、明治時代、ここ近江八幡に来日し、以来この地に終生留まり、日本各地に多数のヴォーリズ建築と呼ばれる建築物を残しました。四条木屋町にある東華菜館の建物もその一つです。和と洋の文化を両方味わえる近江八幡は私のお気に入りです。
ペミカン
著名なクライマーがペミカンを作っているBS 放送を見て懐かしくなりました。ペミカンとは、肉や野菜を塩コショウで炒めてラードで固めた保存食で、夏山合宿にも持参できました。学生時代の山の会は厳しくて、北アルプス入門コースの夏の表銀座に行くにも、2度のテント泊プレ合宿、大原金毘羅山でのロッククライミングと確保訓練、事故発生時の対応、2万5千分の1地形図を読めること、天気図を書けること、ペミカンを作ってガソリンコンロで調理できることなどをクリアする必要がありました。知床遊覧船事故の安全軽視には呆れ果てるばかりです。
事件の面では、交通事故などの損害賠償事件、財産管理や相続関係事件、離婚、建築や不動産関係事件を中心に、日々、地裁事件のWEB会議や家裁での訴訟・調停などに頑張っています。
コロナ禍での生活
2年に及ぶコロナ禍、皆さん大変ご苦労されていることと思います。この間、我が家でも家族に感染があり、自宅で隔離期間を過ごしました。幸いにも、私にも家族にも重い症状や後遺症はなく、無事に日常に復帰しています。
隔離中は必然的に自宅からのテレワークとなりました。この2年間の業務改革でテレワーク環境が整い、実際に、会議や裁判、電話・メール対応など、不十分ながらも自宅から対応できたことでずいぶん助かりました。
他方、行動制限は徐々に緩和されています。写真は、5月3日の円山野外音楽堂での憲法集会です。屋外で感染対策を取りながら、というスタイルがこれからの日常かなあ、などと思いながら参加しました。感染に留意しながら、仕事も活動も頑張ります。
かっての青年も…
かっての青年も5月で65歳になりましたが、健康に留意しながら、持続可能な弁護士人生を目指します。
趣味の映画で最近のおすすめを5本挙げるとしたら、「金の糸」(ジョージア)、「コーダ~あいのうた」(エミリアジョーンズ主演)、「メイド・イン・バングラディッシュ」(バングラディッシュ)、「クレッシェンド~音楽の架け橋」(ドイツ)「とんび」(阿部寛主演)になります。
リマスター版では、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(ビヨーク主演)には改めて感動しました。
まちづくりのせめぎ合いでは、依然としてやまない高級ホテルのための規制緩和、北陸新幹線の京都延伸、植物園エリアの再開発、京都中央郵便局の60メートル高層化計画等、新景観政策を逆行させる開発計画はストップさせなければなりません。
山に登ろう!
前々から少しずつ始めていたハイキングでしたが、ゴールデンウイークに本格的な登山をしてきました。三重にある御在所岳です。奇怪な岩が道中にたくさん現れ、自然にこんなものどうやってできるのかと感激しつつ、登頂!そこまでは良かったのですが、下山の道のりが本当に長く、ひたすら岩がごろごろする谷沿いを歩けど歩けど、麓までたどり着かず。なかなかのハードな行程でした。翌日は、階段も降りれないほどの筋肉痛に。やはり日々のトレーニングは大切ですね。
それでも、自然の中を黙々と歩き続け、ふと視線を上げると花が目に入り、鳥の鳴き声が聞こえ、とても癒やされました。体力つけて、またリベンジしたいです。
「国民の不断の努力」(憲法12 条)を思う
ロシアの憲法でも、日本の憲法と同様、言論や表現の自由等は保障され、マスコミなどに対する検閲も禁止されている。しかし、ロシアのウクライナへの侵攻に関して、これらの規定は全く機能していない。もしも、機能していたならば、ウクライナで「ジェノサイドが行われている」とか「ネオナチ化を阻止する必要がある」などとのプロパガンダも、殆どの国民は信用することにならなかった筈だ。またロシアの国会でもプーチンの侵攻開始の提案に多くの議員が反対したであろう。
このことは、憲法の規定があるというだけでは安心することはできず、これを支える国民の「不断」の運動があり、民主主義が機能しているということが決定的に重要であるということを示している。
りんごはなんであかいの?
美味しそうに見えるから?いや、りんごからすれば食べられたくないだろうし、むしろ危険っぽさを出すため?
最近、4歳児から「なんで?」と質問されることが増えました。答えたら更に「なんで?」と尋ねられ、回答に窮することも。わが子からの質問攻めに怯えます。
私も、法律相談の限られた時間の中、回答に必要な情報が欲しくて矢継ぎ早に質問をしてしまうことがあります。気を付けないといけませんね。
ちなみに、なぜりんごは赤いのか。農林水産省のホームページによると、果実が熟して糖分が増えると、アントシアニンという色素が作られるからということのようですが、4歳児には図鑑でも買い与え、自分で調べてもらうことにします。
選挙時も、楽しむことを、忘れずに
京都府知事選挙がありました。共謀罪法案反対活動に一緒に汗を流されたかじかわ憲さんが立候補されていました。「盟友」の当選のため、街宣での弁士活動、ビラ配り、知人への電話かけ等、やれることをやりきりました。京都市内で39%の票を得ながらも残念な結果となりましたが、京都府政革新の種は残せたはずと確信しています。選挙期間中、京都市内9.5キロのジョギング時、かじかわさん陣営のポスターと西脇知事陣営のポスターを数えて勝敗占いをして楽しんでいました。最終盤はその割合が39:61でした。39という数字は京都市内での得票率と一致していたのです。「ポスターの、数で結果は、占える。」次回の選挙時には、事件活動等でつながった方々にポスター貼りのご協力もお願いしてみようと考える今日この頃です。
沖縄に思いをはせる
沖縄が日本に復帰して50年(1972年5月15日復帰)の年です。しかし、「復帰」の意味についてはじめて知りました。復帰前は、日本本土との行き来にパスポートが発行されていたことは知っていましたが、それは国際法的にはそこは日本ではなかったのです。サンフランシスコ講話条約3条はアメリカが沖縄を信託統治とする提案を国連にすることになっていましたが、それまでの間「行政、立法及び司法上の権力の全部及び一部を行使する権利を有する」と書かれています。米国は信託統治を提案する意思はありませんでした。サ条約は米軍の独裁権力を正当化し、復帰後にも必要があれば沖縄を自由に使える裏取引をしていたのです。日本政府の罪はあまりにも重い。
ランニングを始めました。
最近は、インターネットを利用してパソコンで裁判期日が開かれることが多く、裁判所に行く機会が減っています。WEB裁判は、パソコン画面を共有することができ、裁判提出資料を裁判所や相手方に説明する際には、とても便利な面もあります。制度が新しくなっていくことにも対応しながら、今後も、事件活動を頑張っていきます。
年明けから、ランニングに挑戦し始めました。家の周りや鴨川周辺を走っています。当初は、数分ほど走るだけで、息切れをしていましたが、継続していると、走る距離が伸びて、今では1日に10㎞走る日もあります。ランニング前後のストレッチもじっくり時間をかけています。今後も、継続して、楽しみながら、運動不足を解消していきたいと思います。
これからも頑張ります
弁護士になって52年目を迎えましたが、この仕事には「定年」がありません。年ごと・月ごとに新しい案件が入ってきて、仕事には「終わり」がありません。年の経過とともに、いろんなものが「変化」します。新しい案件には、常に新しい課題があって、どれ一つ同じものはありません。常に「学び」は欠かせません。
年ごとの変化と言えば、ここ数年は個人的な変化が最大のものかも知れません。この7年間で、孫が一気に7人になりました。誰にも未来は、容易には窺えませんが、この子たちと未来を歩んでいくことは、限りない楽しみです。
その7人が久しぶりに一同に会しました。仲良く笑いながら健やかに育ってくれるよう、「頑張ります」という言葉から当分逃げられそうにありません。
デジタル・シティズンシップ教育
長男が中学生となりスマホを購入しました。有害情報に接するのが心配ですが、いまどきはフィルタリング機能が整っています。ウェブサイトの制限はもちろん、使用できない時間帯やアプリごとの制限もできます。さっそく使用してみたところ操作は難しくありません。
学校では子ども1人1人にノートパソコンが配られ、コロナ禍でのオンライン授業、自宅での学習にも活用されています。そんな時代に対応した「デジタル・シティズンシップ教育」という言葉があります。単に有害情報から守るのではなく、子ども自身が情報を適切に選択し、活用できる能力を育てるものです。ユネスコなど国際機関も推進しています。デジタル化する時代、親としても学ぶことが多いです。
本に関わるGWの一大イベントと「スマホ脳」
GWに蔵書48冊をとある古本屋で処分。初めての経験。私の人生を豊かにしてくれた48冊もの本が400円程度の値段に拍子抜け。
自宅の空間を少しでもシンプルにしたいとプチ断捨離。まだまだ処分したい本もありながら、整理しているともう一度読みたい本もあり処分できない。井上ひさし「ボローニャ紀行」ケストナー「飛ぶ教室」など。電子書籍に切り替えようかと思った矢先、「スマホ脳」を読みました。紙媒体も重要。
スマホが集中力と記憶力を阻害するとの指摘に納得。長期記憶力は思考力の基礎。長じて考える力を奪っていき「考える葦でなくする」。大人でもスマホ利用時間と利用の内容を再認識する必要がありそうです。
弁護士会副会長を終えて
昨年2021年4月に京都弁護士会副会長に就任し、この度、無事任期を終えました…と報告するつもりでいたところ、任期終了間際の3月末、細菌に感染し、入院・手術する事態となってしまいました。副会長としての職務は、普段の弁護士業務では経験できないことが多々あり、とても刺激的で学ぶところが多く、充実した日々でした。ただ、客観的にはいわゆる更年期、自覚していた以上に免疫や体力が低下していたようです。大事に至らなかったのは、周りの方々がフォローしてくれたおかげで、本当に感謝です。いろいろな意味で貴重な経験をすることができましたので、うまくギアチェンジをして、今後に生かしていきたいと思います。
この夏も全力で
犬(黒色の豆柴)を飼い始めてから、毎朝、京都御苑(御所)に散歩に行っています。春夏秋冬、自然豊かな京都御苑(御所)は季節の移り変わりを教えてくれる大好きな場所です。
仕事については、お陰様で、忙しいながらも充実した日々を過ごしています。
最近は特に、相続や離婚事件のご紹介ご依頼を受けることがかなり増えてきて、家庭裁判所によく通っています。京大タテカン訴訟や薬害C型肝炎・B型肝炎等の社会的な事件にも継続して取り組んでいます。ペット(犬、猫、ウサギ等)の飼い主さんからのご相談も増えてきました。
依頼者や相談者の方々の力になれるよう、今年の夏も全力で仕事に邁進していきたいと思います。(*夏号ですが、あえて雪の日の写真を選んでみました)
夏に向けて
弁護士生活も17 年目に入っています。求められる仕事内容が年々変化して、もう、ベテランに匹敵するような動きを求められる世代になってきたと感じます。複雑な労災事件や様々な事故に起因する事件など、難しい判断を迫られる事件もご依頼頂くようになっています。そういうなかで、建築基準関係の法令を扱うこともしばしばあり、従前、この分野に携わってきて良かったな、と実感しています。今年もそのうちのいくつかは結果が出ると思います。研鑽を怠らず、よりよい弁護活動を目指していこうと思っています。
忙しい中ですが、自転車を漕ぐなどして、健康には気を遣うようにしています。春は自転車を漕ぐにも良い季節で、桂川の土手を漕いでいるだけで爽快感があるのですが、盛夏にあつい、あついといいながら自転車を漕ぐのも好きです。今、桂川や木津川は、自転車道の整備が盛んになされており、これから、利便性が上がりそうです。熱中症にならないように注意しながら、細長く頑張ろうと思います。