55周年記念:憲法を活かす講演の集い開催のご報告
6月3日、事務所創立55 周年記念となる憲法を活かす講演の集いをKBSホールにて開催し、約400 名の方にご参加いただきました。
講師として、この間、憲法学者の立場から、戦争法反対の運動を牽引してこられた小林節慶應義塾大学名誉教授をお招きし、基調講演をいただきました。その後、当事務所の弁護士大河原としたかとトークセッションを行いました。
基調講演では、自衛隊について「軍隊」ではなく「第二警察」であるから9条に違反しないという合憲論の立場からは、警察である以上は自衛隊の防衛活動も国内でのみ許されることになり、他国防衛のために集団的自衛権行使は違憲となると、非常に論理的に明快な解説がありました。
講演終了後、小林先生からは、立憲主義、集団的自衛権の問題で本気で頑張ったのは、弁護士会と共産党である、したがって、共産党の弁護士候補である大河原としたかは是非当選させたい候補者だという激励も頂きました。
選挙の結果は残念でしたが、自衛隊違憲論、合憲論の垣根を越えて、戦争法の発動を許さず、廃止していくために、今後とも事務所として様々な活動に取り組んでいきたいと思います。
記念講演の様子は動画配信をしています。「憲法を活かす講演の集い 動画」で検索をするとご覧頂けます。