ごあいさつ
「大暴走する安倍政権!」─まさにそんなイメージがぴったり。昨年12月に国民の広範な反対を押し切って特定秘密保護法を強行成立させ、また武器輸出禁止三原則を撤廃して「防衛装備移転三原則」を閣議決定し、さらに集団的自衛権の行使を容認する「解釈」改憲を狙うなど、「戦争する」国づくりにひた走っています。また福島原発事故の教訓を顧みず、エネルギー政策を再転換させ、原発の再稼働・永続化を狙っています。これに対し今年5月の大飯原発の運転差し止めを認めた福井地裁判決は、原発の安全神話が崩壊した現実に正面から向き合い、個人の生命を守り生活を維持するという人格権重視の観点から、原発に求められる安全性を検討した画期的な判決でした。私たち京都第一法律事務所は、安倍内閣の暴走を許さず、原発に依存しない国づくりに向けて、皆さんとともに精力的に取り組んでいきたいと思います。
「京都第一」2014年夏号