事務所あいさつ
新年明けましておめでとうございます。
新しい年を迎えるに当たって、所員一同、身が引き締まる思いをしております。昨年は平和憲法を踏みにじる有事立法が成立し、小泉内閣は自衛隊を戦地であるイラクに派兵するという暴挙を行いました。戦争放棄、戦力不保持を高らかに謳うわが日本国憲法の優越性、先駆性が今こそ強調されるときではないでしょうか。また、司法改革も正念場を迎えています。刑事裁判では新たに導入される「裁判員裁判」や被疑者段階からの国選弁護制度は、市民に身近な内容にしなければ、その意味がありません。弁護士費用の敗訴者負担制度も、市民を裁判から遠ざけるものとして、原則的な導入を阻止しなければなりません。
新事務所に移転してから一年余りが経ちました。また、昨年10月に新人弁護士が入所して総勢18人となりました。これまで築き上げてきた事務所の経験と実績を礎に、事務所に対する信頼、ニーズに応えるべく、よりいっそう皆さんに身近な事務所でありたいと思っております。よりよい一年になりますよう、皆さんと一緒に歩いて行きたいと考えておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
「京都第一」2004年新春号