活動紹介

関西建設アスベスト京都訴訟・二陣訴訟で勝利判決!

  2023年3月23日,関西建設アスベスト京都二陣訴訟についての判決が京都地方裁判所で言い渡されました。内容は建材メーカーの賠償責任を認めるもので,原告勝訴でした!建設アスベスト訴訟で建材メーカーの責任を初めて認めた2016年1月29日の京都一陣訴訟判決から数えて18度目の断罪となった今回の判決,大変大きな意義があります。

  建設アスベスト被害はまだまだ終わっていません。全面救済まで,当事務所は全力を尽くします。建設現場で働いていた方で,肺がんや中皮腫などになってしまった方やそのご遺族の方,どうぞご相談ください。

 

  今回判決となった関西建設アスベスト京都二陣訴訟は,被害者30名が闘う裁判です。判決は昭和50年10月1日以降の警告表示義務違反を認め,概ねシェア10%を基準に建材メーカーを選定し,各被害者との関係で責任を負うべきメーカーをピックアップしていきました。私たちが勝ち取った2021年5月17日の最高裁判決の基準からすれば当然の結果といえるでしょう。

  建材メーカーの責任が認められるのは,一番最初の一陣京都地裁判決からすればもう18回目。いったいいつまで争いを続けるのでしょうか。その間にもたくさんの被害者が苦しみ,亡くなられています。一刻も早く,建材メーカーが参画する形での救済制度を創設するべきです。

 

  もちろん今回の判決にも不十分な点があり,免責してしまった建材メーカーがあることや解体作業との関係での責任を認めなかったことなどは克服すべき点です。

  これからもご支援を頂ければ幸いです。