B型肝炎とC型肝炎に関する補償制度・国の対応の違い
私はB型肝炎とC型肝炎の双方の裁判を取り扱っているため、肝炎に関してたくさん相談を受けていますが、両者の補償制度を混同されている方が多いように思われます。
ごく簡潔に言うと、B型肝炎は過去の予防接種が感染の原因といえること、他方で、C型肝炎は過去にフィブリノゲン製剤を投与されたこと、の証明が必要となります。
立証の難易度(裁判の勝ち易さ)は全く異なっており、C型肝炎はかなり難しく、他方で、B型肝炎は比較的補償が受けられ易くなっています。
裁判の相手方である国の対応も全く異なります。C型肝炎では国の対応はかなり厳しいです。徹底的に争ってきます。他方で、B型肝炎では国は出来るだけ補償を受けられるように柔軟に対応しているように窺えます。
同じ肝炎の補償制度なのに、なぜ国の対応がここまではっきり違うのかというのは何か理由があると思われます(理由を推測は出来ますが、ここでは記載を割愛します)
B型肝炎とC型肝炎の両方を扱っている弁護士は数少ないと思われますので、B型肝炎やC型肝炎で補償を受けたいと考えておられる方は、一度ご相談下さい。