「憲法を活かす講演の集い」を開催しました!
1.はじめに
2014年10月31日、立命館大学の君島東彦教授をお招きし、「憲法9条を持つ日本の国際平和活動における役割とは?」と題してご講演いただきました。
2.もうひとつの「積極的平和主義」
安倍首相の積極的平和主義は、国際社会で軍事的役割の復帰を目指すものですが、君島先生は、全世界の人々が恐怖と欠乏から免れるよう市民が行動すべきことを求める日本国憲法前文を引用し、非軍事的手段による「積極的平和主義」を追求すべきであると力強く訴えました。私たち市民は、国際平和のために何ができるのでしょうか。君島先生は、その答えがNGOの活動にあるとおっしゃいます。
3.NGOの活動から見えてくるもの
君島先生は長年、国際NGOの活動に精力的に取り組んでこられました。その中で、市民社会やNGOによる平和活動の中に日本国憲法9条が浸透していることを実感し、共鳴しているように感じたとおっしゃいます。
世界中の人と繋がることができるようになった今、市民社会のあちこちで国籍を超えた対話が進めば、誰も互いに殺し合うことなど求めません。君島先生は最後に、憲法9条を持つ国の市民の役割が、諸外国の市民と繋がり交流することによって紛争を未然に防ぐことであると強調されました。
平和活動に新たな視点をくださった君島先生、ありがとうございました。